嬉野が温泉地として初めて紹介されたのは、和銅6年(712)のこと。
しかし、嬉野川沿いの温泉湧出地で旧石器時代の遺跡(肥前国嬉野石器時代遺跡)が発見されたことで、遥か悠久の時代より人々が温泉を利用していたことが推測されています。
また、江戸時代の嬉野は長崎街道の宿場町として栄え、藩営浴場は御前湯・侍湯・町人湯と区別されて温泉は人々の暮らしの一部となっていました。
近代においての嬉野温泉は時代とともに急激な発展を遂げ、現在は旅館60軒、寮保養所12軒が並ぶ九州屈指の名泉として知られています。
泉源は17か所で湯量も豊富。湯は良質で、汲み上げ時の温度は約100度あります。
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