北波多村教育委員会「北波多村文化財調査報告書」より
帆柱窯は大字稗田字帆柱の国有林地内に所在し、等高線にほぼ直行して南東向きの斜面に築かれている。本窯跡の調査は、佐賀県立九州陶磁文化館の手によって行われ、焼成室の1室分を発掘した。
窯は約21度の急勾配の斜面に作られており、その西側では地山面を加工した段がみられ窯壁から約50cm離れて柱穴と思われるピットが検出された。焼成室の規模は、幅奥行とも約2.1mを測り、奥壁は高さ約15cmで温座の巣となる
。
分焔柱は6本と推測され、柱は大きな粘土魂を芯にして粘土を巻いて作る。通焔孔の幅は15〜24cmとまちまちであるが、西よりの孔が幅広い傾向がある。火床鏡は幅約10cmと広く、火床面から20〜30cmの高さがあり溶けてガラス化している。
本窯跡からは、陶器(片)や窯道具がコンテナ約3箱分出土した。製品としては、碗・皿・片口・瓶・甕・鉢などがあり、窯道具としてはトチン・ハマが出土している。
ここでは出土品の紹介をできないが、後日紹介したいと思います。 |
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