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塩田職人組合
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平川 八郎  大工(水車工房)
  若い頃からこつこつと材料を集め、暇を見つけて進めてきた水車作りを、本格的に工房を開いて受注販売してみようと一念発起しました。それに伴い、図面を引く部屋と製作をする部屋を整備中です。ぜひ、私の作りました水車を、玄関先や庭先に設置してみてください。

平川水車工房
佐賀県嬉野市塩田町冬野
TEL 0954-66-2571

取材班) 今年齢はおいくつで、いくつのときから大工を始められたんですか。
(平川さん)61歳です。大工は中学を卒業してすぐだから、15歳からですね。
(取材班) 大工さんというのは、だいたい何年くらいで一人前なんですか。
(平川さん)だいたい10年と言われるけど、私は筋がよかったからもっと早かったですね(笑)。
(取材班) さすがに、こんなに立派な水車を作られるだけありますね(笑)。ところでこのでっかい水車ですけど、そもそも作ろうと思われたきっかけとかあったら教えていただけますか。
(平川さん)22歳のときに仕事先でこれよりも大きな水車を見ましてね、そのざぶんざぶんとまわっているのを見ていたら、すーっと吸い込まれそうになりまして。そのときから「あんな大きな水車を自分も作りたいな」と思うようになり、材料をこつこつと集めるようになりました。
(取材班) 水車をひとつ作るのにどれくらいの日数とお金が必要なんですか。
(平川さん)それがわからないんですよね。っと言うのも、実際に作ったものは材料はかき集めたり買ったりだし、作業は仕事の合間を見つけてだったので、これ一本にかかりっきりでやったらどれくらいになるかわかりませんよ。材料やサイズにもよりますね。
あ、そうだ。この水車(上の写真)は、作品展で展示したときは、とりあえず2千万円の値札をつけました。
(取材班) にっ、にせんまん・・・・ですか。要は値段なんか付けられないってことですね。
(平川さん)そう、そう思ってもらって構いません。釘なんか一切使ってないし、材料はケヤキで木目がとってもきれいなんですよ。水利のところは、竹を小さいときから曲げて育てて数年かけてこの形に仕上げてますからね。それと、当然なんですけど、こっち(正面)から見てもらってるのの倍の仕事をしてるわけですよ(裏の面もあわせて)。だからこの水車を飾ってもらうところがあったら、ぜひ反対側は鏡張りにしてもらいたいですね。
(取材班) 木造の旅館なんかに似合いそうですよね。あと和風庭園とかで回っていても様になりますね。
(平川さん)うちの庭でも最初に作った小さいのが回ってたんですよ。なかなかいい眺めでしたよ。もう腐ってしまってありませんけどね。その代わり、うちの玄関を入ったすぐのところに小さいのを飾ってますよ。
(取材班) 小さいほうが、作るのは難しいと聞きますがどうですか。
(平川さん)必ずしもそうではないですね。適度な大きさで材料がやわらかいと加工がしやすいなど、これからいろいろな注文がくればもっとわかってくると思います。だた、どんな注文をいただいても、お客様を必ず満足させる自信はあります。
(取材班) そのいろんな注文を受けるために、今回図面のための部屋と水車専用の工房を作られているんですね。
(平川さん)ずっと趣味でやってきた水車ですけど、本格的に工房としてやってみることにしました。あなたの家にもひとつどうですか。
(取材班) これからチャレンジしたいこととかあったら教えてください。
(平川さん)ありますよぉ。この水車を動力としてできるいろんな仕掛けを利用した建物や施設なんかを作りたいですね。どっかでやってると思うんですけど、水車で米を搗(つ)くなんていいんじゃないですかね。汲み上げた水の圧力で散水する施設なんかも考えてるんですよ。
(取材班) ほうほう、アイデアがどんどん湧き出ていらっしゃいますね。塩田はきれいな川もありますから、そこかしこでいろんな水車が回っていると風情があっていいかも知れませんね。そのうちに「水車の町」になると、町おこしの目玉になりますね。
今日は長々とありがとうございました。
(取材:原田・小柳、平成19年2月17日 平川さん宅にて)

(取材班感想)
 平川さんは大工の棟梁として活躍されています。手がけたお宅には、新築祝いとしてちょっとした小物(ムカデ板、踏み台、コーナー棚など)をプレゼントされているそうです。そんな小物も注文があればすぐに作っていただけるそうなので、ご入り用の方はご相談ください。小物といっても、インテリアとしても価値のある出来栄えだと、私は感じました。
 平川さんはとても気さくな方で、お話を伺っているとおもしろくて時間があっという間に過ぎていました。また、「家に来ると4回はあっと言うよ」と言われましたが、本当に4回「あっ」と言ってしまいました(笑)。何に驚くのか、あなたも実際に体験されてみませんか。
(詳しくは平川八郎さんへ 0954−66−2571)
大工が語る大工の昔話